メディカルウテナ (医療機器  etc.)

MEDICAL UTENA

地震から医療機器(主に透析機器)を守る免震台です。転倒を防ぐため、医療機器の下に設置されます。
神戸波(阪神淡路大震災)など様々な地震波を用いた振動試験をクリアしました。
治療で用いる水や塩素系薬剤に対し、防錆対策済みです。
メンテナンスフリーで、ランニングコストはかかりません。

製品概要

写真:日機装株式会社よりご提供

製品名

メディカルウテナ

型番

MUシリーズ (ストローク250mm)

MU-909,MU-9010,MU-9011,MU-9012
MU-1209,MU-1210,MU-1211,MU-1212
MU-1409,MU-1410,MU-1411,MU-1411

MULシリーズ(ストローク335mm)

MUL-909,MUL-9010,MUL-9011,MUL-9012
MUL-1209,MUL-1210,MUL-1211,MUL-1212
MUL-1409,MUL-1410,MUL-1411,MUL-1411

特長

・免震効果 神戸波『818gal』→『140gal』に低減

1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)に対する振動試験結果を示します。

(株式会社NTTファシリティーズとの共同研究で実証)

・フェールセーフ設計

免震装置と搭載機器を固定することも可能です。これにより、免震性能範囲を超えるような地震が発生した場合でも、転倒リスクを低減できます。(設置条件によっては、免震装置のアンカー固定またはオプションの転倒防止板の使用を推奨しています。)

・原点復帰で、大地震後の頻繁な地震にも対応

円弧レールを採用しているため、地震の揺れが収まると重力により免震装置は原点に戻ります。その為、大地震後の頻繁な地震にも変わらない性能を発揮します。  原点から大きくずれた状態の免震装置は、次の地震に本来の性能が発揮できず、転倒するリスクや搭載した装置が破損するリスクが高まります。

・ステンレスカバー標準搭載で防滴・防錆対策も万全

メディカルウテナは医療現場で使用する水や塩素系薬剤がかかっても問題ないように、本体はカチオン塗装、駆動部のローラーはステンレス仕様とし、加えて免振台の盤面のカバーをステンレス製にすることで、防滴、防錆対策を備えた免震装置となりました。

構造と仕様

  • カバーとレールはステンレス製、その他の部分も車の塗装に使われるカチオン塗装で高い防錆性能を持ちます。 
  • 摩擦型ダンパー(フリクション・ローラー・ダンパー)により、積載荷重により減衰量変化します。加えて円弧レールを使用することで、搭載荷重によらない、安定した免震性能を発揮します。

※内部構造を分かりやすくするために着色しており、実際の製品とは色が異なります。

※搭載機器と設置場所に合わせた設計が可能です。

導入事例

地震対策事例