人は生活空間の中で、自然や人為的に係わらず様々な現象を知覚します。
その代表的な現象は振動で、体感振動や音はこの種類に入ります。
振動で表される単位には、周波数(又は振動数)があり、人の受容の仕方等に関係します。
下図に、一般的に認識されている振動や音の範囲を示します。
図 振動・音の周波数範囲
※弊社は、超音波を除く周波数範囲に関して係わっています。
<補足>
1) 周波数(振動数)
周期現象で、毎秒あたり同じ状態が繰返される回数。
単位はHz(ヘルツ、Hz=1/T、T:周期(s又は秒))。
2) 超低周波音
20Hz以下の、人には聞こえない音。体感できる場合がある。
3) 人 可聴域音
20Hz~20kHzの、人が聞くことのできる音。
4) 超音波
20kHz以上の、人には聞こえない音。
5) 公害振動
事業活動等で生ずる、人の健康や生活環境に係わる被害を生ずる振動。
一般的には1~80Hzのものが対象とされる。
6) 地震動
地震波の到達にて起された地面の振動(10 Hz以下)。
7) 居住性能評価指針
日本建築学会より提示された、建築物の振動に関する技術資料。
図中にある交通は、道路、軌道交通(鉄道)が起因する鉛直、水平振動。
風は、強風が起因する水平振動を示す。