地震から大切なもの(ここではビルディング)を守る技術、耐震/制震(振)/免震の図解です。
耐震
地震力を受けても壊れない、(構造物等が)耐えられることを示します。
図1 ビルの耐震のイメージ
制震(振)
運動や振動に対し抵抗力を作用させて、それらを減衰させることを示します。代表的なものに油圧制振ダンパや質量ダンパ(TMD)等があり、ビルの地震動に対しては制振ダンパ、風揺れ等小振幅で体感上の問題を対象とする場合、TMD で対策する事例が一般的です。
TMDによる制震(振)事例
・地震からビルを守ります。~100tonクラスのTMD事例~
・ペンシルビルの風揺れ問題を解決!~建物内部を邪魔せず居住性・快適性アップ~
図2 ビルの制震(振)のイメージ
免震
地震時の揺れを伝え難くすることを示します(地震から免れる)。代表的なものに、建物基礎部に設置する積層ゴム等があり、変形して地震力を受け流すことにより、建物の揺れを軽減させます。
図3 ビルの免震のイメージ
※参考文献
新・公害防止の技術と法規2016 騒音・振動編 公害防止の技術と法規編集委員会 編