上下用免震床

地震時の揺れから重要な機器を守ることを目的としている上下方向のみの免震床です。地震時にフロア上での上下方向の振動加速度を低減します。

製品概要

製品名

上下免震床システム

型番

完全オーダー品につき、なし

特長

  • フロアを丸ごと上下免震化できます。
  • 水平免震建屋に組み込むことで、3次元免震のフロアになります。
  • 振動解析から設計施工、性能確認まで、弊社が一括して行います。
  • 床上の搭載荷重や機器の位置が変化しても、免震性能に影響を及ぼしません。
  • 摩擦ダンパーにより、上下免震床特有の歩行時の違和感を抑えました。
  • 固定床と免震床の間は特殊金物で塞いでおり、モノや埃の侵入を防げます。
免震フロアの写真 免震床内部の写真

映像資料(YouTubeを利用)

上下用免震床の振動試験動画です。上下方向の揺れを低減させていることがわかります。
入力地震波は1995年(平成7年)1月17日(火­)に発生した兵庫県南部地震による大規模地震災害時のデータ(神戸波)です。

上下用免震床の振動試験の動画です。
床下の状況を撮影しています。
入力地震波は2011年(平成23年)3月11日(金)14時46分、太平洋三陸沖を震­源として発生した東北地方太平洋沖地震の宮城県古川市で観測されたデータ(東北地方太平洋沖地震波)です。

構造

システム床 構成概念図

システム床 構成概念図

上下免震床システムの中で最も重要な働きをするのが空気ばねで、床を柔らかく支持しています。基礎が振動しても、上部の床にはあまり振動を伝えることなく地震の影響を軽減することができます。

構成要素

構成要素
①レベリングバルブ
負荷荷重によらず、床のレベルを一定に保つ
②油圧ダンパー
地震時の床の揺れを抑える
③エアタンク
空気ばねの固有振動数を低くし、免震効果を高める
④空気ばね
床荷重を支えると同時に、地震時は上下方向の力を吸収する
⑤摩擦ダンパー
免震床の歩行感を良くする
構成要素
⑥コンプレッサー
圧縮空気を発生する
構成要素
⑦操作制御盤
免震床の浮上、下降を制御する

カタログ

導入事例

地震対策事例Ⅰ免震対策事例

03-5496-7556 
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