構成要素:キャンチレバー式TMD
TMDはマス、ばね、減衰装置で構成されています。
キャンチレバー式TMDは片持ち構造であり、ばねでマスを保持すると共に、トーション軸を支点としてマスを上下に振動させ、スラブ等の振動を吸収します。
マスを移動することにより、ばねを交換しなくても振動数のチューニングを行うことが出来ます。
原理
スラブ等の振動対象に対して質量比3~5%程度のマスのTMDを設置します。
TMDの振動数を対象構造物と同調させることにより、TMDは共振し対象構造物の何倍も振動します。
TMDが振動することにより、対象構造物の振動エネルギーを吸収して振動を低減します。