Active Mass Damper
水平振動用AMD(アクティブ・マス・ダンパー)

本装置は建物に対し、風振動などの水平方向(1軸)の環境振動を低減するのに用いられます。付属の加速度センサーで対象の水平振動を感知し、その揺れに振動マスを同調させることで対象の水平振動を吸収し抑える仕組みになっています。上下振動用AMDはこちら

製品概要

製品名

水平振動用AMD

型番

AMDH-1000sb(振動マス1000 kgタイプ)

水平振動用AMD

特長

  • TMD(チューンド・マス・ダンパー)と比べ、小さな振動マスで大きな効果が得られます。そのため、構造体への負担が小さく済みます。
  • TMDよりコンパクト(設置面積が小さい)なので、設置スペースの自由度が高いです。
  • アクティブ制御のため、複数のピーク周波数を持つ振動に対して、制御することも可能です。
  • エレベーターで搬入可能なサイズ・重量に分割することができるため、大規模工事が不要です。
  • 建物施工後でも、テナントを営業したまま施工が可能です。

構造

構成要素

振動マス、フレーム(本体・ベース)、電磁ブレーキ、サーボモーター、加速度センサー、制御盤で構成されています。

原理

制振対象(建物等)の振動を加速度センサーでモニターし、それを低減させるために制御演算をリアルタイムで行い、アクチュエーターによって振動マスを駆動させます。
制振対象(建物等)の特性に合わせ、プログラム上でチューニングを行います。

仕様

型番 振動マス質量
[kg]
アクチュエーター
最大制御力[N]
装置サイズ[mm] 質量[kg] 周波数範囲
[Hz]
AMDH-1000sb 1000 7000 1845×1100×1160H 約1800 0.5~3.5

AMDH-1000sb(振動マス1000kgタイプ)

本体と制御盤はセパレート。

本体
AMD装置本体
(カバー180kg)

制御盤
制御盤

施工例

某ビルの屋上設置例
某ビルの屋上設置例(AMDH-1000sb)

実機シミュレーション結果

踵加振時の時刻歴波形
風外力を受ける9階建てビルの時刻歴波形
踵加振時の時刻歴波形
居住性能評価(2018)1ランク改善、振動加速度が1/2程度低減しました。

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